星降る夜に
2025年7月20日


奇跡みたいに、体調が少し良くなった!

医者が

「新しい薬が効いてるみたいだ」

って。

ママ、泣きながら抱きしめてきた。

パパも久しぶりに笑ってた。

悠斗さんが、また屋上に連れてってくれた。

今回は、流れ星が見えた!

3つ願い事を言おうと思ったけど、

結局、1つだけ。

「悠斗さんと、もっと話したい」

って。

星を見ながら、悠斗さんがポツリと言った。

「俺、昔、妹を病気で亡くしたんだ。彩花ちゃん見てると、なんか、似てる気がしてさ」

だから、悠斗さんの目、いつも寂しそうだったんだ。

私のこと、妹みたいに思ってくれてるのかな?

それとも…。

なんか、胸がぎゅっとした。
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