星降る夜に
2025年8月10日
また熱が出てる。
薬の効果、続かなかったみたい。
医者の顔が、日に日に暗くなってる。
ママは、私が寝たふりしてるとき、廊下で泣いてた。
悠斗さんが、夜、
こっそり私のベッドサイドに来てくれた。
「彩花ちゃん、星、見に行く?」
って。
身体、動かない、
けど行きたいって言ったら、車椅子に乗せてくれた。
屋上、風が冷たかった。
星、今日も綺麗だった。
「悠斗さん、私、怖いよ」
って、初めて言った。
そしたら、悠斗さんが私の手を握って、
「俺も怖い。でも、彩花ちゃんは、絶対、星みたいに輝けるから」
って。
泣いた。悠斗さんも、目が潤んでた。
また熱が出てる。
薬の効果、続かなかったみたい。
医者の顔が、日に日に暗くなってる。
ママは、私が寝たふりしてるとき、廊下で泣いてた。
悠斗さんが、夜、
こっそり私のベッドサイドに来てくれた。
「彩花ちゃん、星、見に行く?」
って。
身体、動かない、
けど行きたいって言ったら、車椅子に乗せてくれた。
屋上、風が冷たかった。
星、今日も綺麗だった。
「悠斗さん、私、怖いよ」
って、初めて言った。
そしたら、悠斗さんが私の手を握って、
「俺も怖い。でも、彩花ちゃんは、絶対、星みたいに輝けるから」
って。
泣いた。悠斗さんも、目が潤んでた。