心理カウンセラーと傾国美男(イケメン)と社内公募婚~導きたいのに私が甘く導かれてます~
「千湖さんどうして?」

涙汲む奥様に悪いが私はお嫁さんになるのを認めたわけではない。

「専務いや彼は凄い有名ですし…危険、ほら誘拐とか」

「誘拐?」

私の言い訳に軽く口角を上げた彼を睨んで奥様には笑みを浮かべた。
誘拐なんてされるわけ無い。
身長は小学?中学生?並みに低いけど立派な大人なんです。

「ゆゆゆ…誘拐⁈ちょっと貴方!SPいえ海外の訓練を受けた特殊部隊を‼」

「部隊⁈あの大丈夫ですから‼」

あわあわと漫画やドラマを思わせるくらい慌て出し社長も、「アメリカ…イギリス」のと慌ててる。

本気ですか?
そんな顔会社でしか見せないんじゃないですか?
自分の首を絞めすぎて眩暈がきそう。

「それくらいにしなよ。時期が来れば公表する」

そんな私の青い顔を見てか見てないかは分からないけど彼が言い放つ。
その言葉に二人は目を輝かせたのに私は安堵してワインを一口含んだ。

「時期って⁈妊娠発表とか⁈」
「ぶはっ‼」
「千湖さん大丈夫?!」
「そんな焦るか?普通」

ワインを吹き出した私に慌てるご両親それを冷めた目で見る彼。

(どうしてこうなるのよ…)

赤ワインは私の数少ない服を赤く染めた。
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