絆の光は未来へ
光希は、ゆっくりと顔を近づけ、あゆかの唇に、深く、そして長いキスを落とした。 涙の味が混じった、温かいキス。

それは、互いの心が再び一つになったことを確認する、確かな愛の証だった。
キスを終え、光希はあゆかの額に自分の額を重ねた。

「俺のそばにいてくれて、ありがとう」

あゆかは、光希の手を握りしめ、静かに微笑んだ。その笑顔は、病気の影を感じさせない、かつての彼女の明るさを取り戻し始めていた。

二人の絆は、この困難を乗り越えたことで、より一層深く、強固なものになったのだった。
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