絆の光は未来へ
春が深まり、ベランダから鮮やかな新緑に染まる5月のある日、あゆかは光希と並んで座りながら、遠くの景色を眺めていた。
忙しく働く人たちを見つめていたあゆかが、小さな、しかし確信に満ちた声でこう言った。
「...もう一度、勉強したい」
その言葉を聞いた瞬間、光希は信じられない思いで、あゆかの横顔を見つめた。
それは、以前の事件によって遠のいたと思われた、看護師になるという彼女の夢だった。無理強いはしないと決めていた光希だが、あゆか自身がその一歩を踏み出そうとしていることに、胸が熱くなった。
「看護学生に?」
光希は確認するように聞いた。
「うん」あゆかは頷いた。
「私、気づいたの。あの経験があったからこそ、本当に苦しんでいる患者さんの気持ちが分かるようになったって。私みたいに傷ついた人を、今度は私が支えたいの」
光希の目に涙がにじんだ。
「あゆか...あゆかは本当に強いんだね」
忙しく働く人たちを見つめていたあゆかが、小さな、しかし確信に満ちた声でこう言った。
「...もう一度、勉強したい」
その言葉を聞いた瞬間、光希は信じられない思いで、あゆかの横顔を見つめた。
それは、以前の事件によって遠のいたと思われた、看護師になるという彼女の夢だった。無理強いはしないと決めていた光希だが、あゆか自身がその一歩を踏み出そうとしていることに、胸が熱くなった。
「看護学生に?」
光希は確認するように聞いた。
「うん」あゆかは頷いた。
「私、気づいたの。あの経験があったからこそ、本当に苦しんでいる患者さんの気持ちが分かるようになったって。私みたいに傷ついた人を、今度は私が支えたいの」
光希の目に涙がにじんだ。
「あゆか...あゆかは本当に強いんだね」