青春の軌跡!
「いっしー先輩、部長がこんなにもお困りなんですよ。ここはいっしー先輩が、部長のために一肌脱ぐべきでは?」

「一肌って……具体的には?」

外崎は、びしっと田仲を指差す。

「その人を追い出すんですよ。ていうかいっしー先輩、今日は来なくていいって伝えなかったんですか」

「僕が連れて来たわけじゃないんだけど……。それに、来なくていいって言ったって来るんだよこの人は」

今日も、部室に一番乗りで来ていたのは田仲だった。これが部員だったならば大変熱心でいいことなのだが。

「思い切って、伏見先輩に突き出すというのはどうですか」

「……伏見先輩をここに呼んで来るってこと?それはあんまりお勧めしないかな……」

石田は、ちらっと逢坂の方を見る。
既に荒れているこの状況で、逢坂と伏見が鉢合わせたらどうなるか、考えるだけで恐ろしい。
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