青春の軌跡!
「あんた、ほんとに伏見?なんか気持ち悪いんだけど」
「どういう意味だ」
どう考えても言葉が足りなかったが、いつもと違ってここでも伏見は怒って声を荒らげたりはしなかった。だが、ぐっと眉間に皺は寄った。
「いつもならとっくに言い返して来てるでしょ。バカみたいに声張り上げて」
「バカみたいってなんだ。そんなに声を張り上げた覚えはない」
そもそも――と更に続けようとした伏見だったが、そこで言葉を途切れさせると「なんでもない」とため息交じりに呟いた。
「……なにその感じ。あんたやっぱり伏見じゃないでしょ」
「正真正銘、伏見だ。……俺は、もう生徒会を引退した身だからな。別に、これからはお前の行動に関してどうこう言う必要もないと思っただけだ」
言われてみれば、笹崎が引退したということは、もれなく伏見も生徒会を引退したことになるのだ。
「あんたって、生徒会役員として私に突っかかってきてたわけ?絶対私怨だと思ってたんだけど」
「突っかかってきていたのは、どちらかというとお前の方だけどな。俺は別に、お前や新聞部に個人的な恨みなんかない」
「どういう意味だ」
どう考えても言葉が足りなかったが、いつもと違ってここでも伏見は怒って声を荒らげたりはしなかった。だが、ぐっと眉間に皺は寄った。
「いつもならとっくに言い返して来てるでしょ。バカみたいに声張り上げて」
「バカみたいってなんだ。そんなに声を張り上げた覚えはない」
そもそも――と更に続けようとした伏見だったが、そこで言葉を途切れさせると「なんでもない」とため息交じりに呟いた。
「……なにその感じ。あんたやっぱり伏見じゃないでしょ」
「正真正銘、伏見だ。……俺は、もう生徒会を引退した身だからな。別に、これからはお前の行動に関してどうこう言う必要もないと思っただけだ」
言われてみれば、笹崎が引退したということは、もれなく伏見も生徒会を引退したことになるのだ。
「あんたって、生徒会役員として私に突っかかってきてたわけ?絶対私怨だと思ってたんだけど」
「突っかかってきていたのは、どちらかというとお前の方だけどな。俺は別に、お前や新聞部に個人的な恨みなんかない」