魔法使いユメと小さなドールフレンズ!
目の前には、プリンの花。となりに、くきと葉っぱもあります。
言われたとおり、ユメはムーンステッキをエイッ。
(これでいいのかな?)
けれど、なにもおこりません。
「もっと軽やかに。こうするのじゃ」
魔女のおばあさんがつえをふると、シャラララーー。
かじりかけのレモンが満月のように丸く、食べ終わったはずのいちぢくのタルトが元どおりに。
「……すごい!」
みんなは思わず前のめりになります。
(私の魔法とはレベルがちがう!)
魔女のおばあさんは、もう一度つえをシャラララ。レモンのわ切りを、チョウチョへ変えてしまいました。
「コトダマは未知なる魔法。何度も口に出して、できると自分を信じて進む。そして、強くねがいながら【まじない】をとなえるのじゃ」
やさしい声です。ユメは、大好きだったおばあちゃんを思い出しました。
(また会いたいなぁ)
たくさん魔法の練習をしたら、会えるかもしれない。ユメは、心の中でつぶやきます。
「しっかりおぼえておきます。おばあさん、お元気で」
シャオがジャンプして、大きく手をふりました。ひかえめにマリンも頭を下げます。
また来る約束をして、ユメたちはおかしの家を出ました。
言われたとおり、ユメはムーンステッキをエイッ。
(これでいいのかな?)
けれど、なにもおこりません。
「もっと軽やかに。こうするのじゃ」
魔女のおばあさんがつえをふると、シャラララーー。
かじりかけのレモンが満月のように丸く、食べ終わったはずのいちぢくのタルトが元どおりに。
「……すごい!」
みんなは思わず前のめりになります。
(私の魔法とはレベルがちがう!)
魔女のおばあさんは、もう一度つえをシャラララ。レモンのわ切りを、チョウチョへ変えてしまいました。
「コトダマは未知なる魔法。何度も口に出して、できると自分を信じて進む。そして、強くねがいながら【まじない】をとなえるのじゃ」
やさしい声です。ユメは、大好きだったおばあちゃんを思い出しました。
(また会いたいなぁ)
たくさん魔法の練習をしたら、会えるかもしれない。ユメは、心の中でつぶやきます。
「しっかりおぼえておきます。おばあさん、お元気で」
シャオがジャンプして、大きく手をふりました。ひかえめにマリンも頭を下げます。
また来る約束をして、ユメたちはおかしの家を出ました。