日本—ヤマト—の女帝



父は本当にそれで良いのだろうか。

この国の権力者として、娘がどこにも嫁がず男のように生きることは。
それほど“普通”ではないのだ。

私がこんな性格じゃなければ父も私を“普通”の娘として早々と嫁がせることができたのではないか。


魅力的な未来と申し訳なさが両立し、戦っていた雪の夜。


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