日本—ヤマト—の女帝



        *


川津のことを聞いてから二ヶ月ほど経った。

その日は突然やってきたのだった。


「日高様!!外に……っ!外に敵がっ、!」

「広女、落ち着いて。ここにいる女たちはすぐに避難しなさい、と伝えて。そして貴方も避難するのよ」

「しかし!」

「急ぎなさい。反論は許しません。大壁の宮に隠れるように」

——ついにか。


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