すべての花へそして君へ①
4-12
できることなら、捕まえて欲しくなんかなかった。
このままずっと、逃げていたかった。
わかってるんだ。彼女の想いも。
だから、……聞きたくない。
でも、それでも言うんだろうなって思ってた。
その言葉に、やさしさをいっぱいいっぱい詰めて。
彼女が好きなのはたった一人。
それでもまだ、好きなんだ。
ずっとずっと。……大好きなんだ。