誰にでも優しいくせに、私だけに本気なんてズルい– 遊び人エリートのくせに、溺愛が止まらない –
そして飲み会も中盤に差し掛かったころ、桐生部長の周りには他部署の女性社員たちが集まっていた。
皆、お酒が入って気が大きくなっているのか、距離が近い。
「桐生部長、この中でタイプの女子いますか?」
空気が一瞬止まった。
私は箸を持つ手を止めて、自然を装って部長の方を見る。
なんてことを聞くの。そんなの、冗談でも口にしてほしくない。
「そうだな……礼ちゃんと、瑞樹ちゃんかな。」
部長が名前を挙げると、女子たちはキャーキャーと歓声を上げる。
――それだけで舞い上がれるなんて、羨ましい。
「でも今、はまってるのは――落とせない女かな。」
その言葉に空気が変わった。ざわめきが一瞬止まったのを、私は感じた。
そして、桐生部長はちらっとこちらを見る。
……え? 私?
視線が合いそうになって、慌ててグラスに手を伸ばした。
なのに、頬が勝手に熱くなっていく。
ああ、やっぱり危険だ、この人は。
皆、お酒が入って気が大きくなっているのか、距離が近い。
「桐生部長、この中でタイプの女子いますか?」
空気が一瞬止まった。
私は箸を持つ手を止めて、自然を装って部長の方を見る。
なんてことを聞くの。そんなの、冗談でも口にしてほしくない。
「そうだな……礼ちゃんと、瑞樹ちゃんかな。」
部長が名前を挙げると、女子たちはキャーキャーと歓声を上げる。
――それだけで舞い上がれるなんて、羨ましい。
「でも今、はまってるのは――落とせない女かな。」
その言葉に空気が変わった。ざわめきが一瞬止まったのを、私は感じた。
そして、桐生部長はちらっとこちらを見る。
……え? 私?
視線が合いそうになって、慌ててグラスに手を伸ばした。
なのに、頬が勝手に熱くなっていく。
ああ、やっぱり危険だ、この人は。