エンドロールは救いの詩を
そして私達は無事山を降りた。
「それでは僕はレスキューに戻るので...この後はお願いしますね」
リクさんにそう告げて、ここまで運んでくれたレスキュー隊員は再び山へ向かっていった。
「ありがとうございました!」
私は大きな声でそう告げる。
そして残された私とリクさんは並んで立つ。
「あー、この後病院まで帰るんすか?」
「はい。一度身体を休めます」
「そっすか...じゃあ帰りますか」
リクさんの目線の先には病院へ行く人達を連れていく為の車が並んでいた。
リクさんはその車に向かって歩き出す。
「リクさん!」
私は自分の鼓動を感じながら叫ぶ。
「助けに来てくれてありがとうございました!」
私の言葉を聞いたリクさんはヘヘッと照れくさそうに笑った。
「何度でも助けますよ」
あぁ、本当にヒーローみたいだ。
そう思いながら涙が溢れそうになる。
私は涙を振り払うように、リクさんに笑顔を見せる。
「車まで運びますよ」
「す、すぐなので大丈夫です!」
照れながら断った私を見てリクさんは笑った。
そして私達は車に向かって歩き出した。
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