スナオナキモチ。〜pure heart〜
……静けさに包まれる。


俺は、頭ん中が真っ白になった。

そんな沈黙を破るかの様に

亜依は、ゆっくりと

……話だした。


「……私が悪いの。私が、ワガママばかり言ってたから……」


……意外な言葉。

……やめろ。

やめてくれ。

悪いのは、お前じゃないのに……。

「本当は別れたくなかった。……でも、嫌いになっちゃったのかなって。 私、もう嫌われちゃったのかなって……思っ……」

涙を流しながら

必死に言い続ける、亜依。

途切れ途切れでも

1つ1つの言葉が

俺の胸を、締め付ける……。


「私、全然素直になれなくてっ……いつもの強がって、言いたい事、ハッキリ言えなくて……っ」

「もういい。やめてくれよ……」

「ほんとは、ほんとはね、キスして欲しかったの。抱き締めてっ……欲しかったの。 でもワガママ言ったら、優喜に嫌われるって思って……」

「分かった。分かったからもう……」

「ごめんね。ごめんね優喜……。 ごめっ……―――」


俺は、亜依を抱き締めてた。

こうしたくて

しかたなかった……。


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