ミッシング/サーチャー
ショッピングモール
ダッダッダッダッダッ。
止まったエスカレーターを駆け上がる。
どこ?一体どこなの?
息を切らしながら3階へ上がる。
どこ?ねえ無事でいてよ?
大丈夫だって、信じてるからーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1時間前。
「おーい、セイラー大丈夫かー」
「あ、うん…ショッピングモールなんて、久しぶりだなぁって」
「ほんとだね〜」
「同感です」
「うちは外全然出ないから例外〜」
みんなもショッピングモール久しぶりなんだ…
「じゃあ、みんなそろったし、さっっそく行きたい店行こっか」
「イエーい!」
私は桃海セイラ(ももみ-)!
ももうみじゃないよ!?ももみ!
今日は仲良し5人組の青木シオン(あおき-)、緑川チヒロ(みどりかわ-)、白山ツバサ(しろやま-)、紫咲マレイ(むらさき-)と一緒にショッピングモールへ来たんだ!
ショッピングモールなんて久しぶりだから、そりゃもう楽しみだよ!
「まずどこ行くー?」
「お腹すいた〜」
「お腹すいたって、まだ11時〜」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ってことで最初はツバサちゃんのノートを買おうってことになったんだけど…
「道がわかりませんね…」
「しゃーない〜ずっと来てないから店色々変わっちゃう〜」
「いやいやいやいや落ち着けー!こーゆー時のためにインフォメーションってもんがあるでしょ!?」
あ!そうだった…
チヒロはこう言う時に場を和ませてくれる。
「すみませーん!」
「どうされましたか?」
低いポニーテールの女性が応答する。
「あの〜…文房具の店ってどこでしたっけ〜?」
「一番近いのだと、ここから右に曲がってエレベーターに一番近いそこの店がありますけど…」
「ありがと。そこにしとく〜」
マレイは脱力系でいつもめんどくさそうにしてるけど、付き合いはいい子。
「しかし5人もそろって…お友達ですか?」
「まあ、夏休みだと言うのもあって」
ツバサはいつもきっちりしてる優等生。でも実は手先が不器用なの隠していて、私たちだけが知っている。
「いいですね…私なんか友達に裏切られたこともありますし…」
「えー!そうなんですか〜?」
シオンはいつもふわふわして落ち着かない子だけど、けんかとかしたら一番になだめてくれるので、そこは助かっている。
「そうなんです…なので、せっかく仲良しな5人組で来たからには、目一杯ここでのお買い物を楽しんでくださいね!」
「もちろんです!」
せっかく来たんだし、楽しむのが一番!
「ありがとうございましたー!」
…
…「楽しんでくださいね」、か…
もちろんだよ!
そう。私たちは楽しめるはずだった。
はずだった。
止まったエスカレーターを駆け上がる。
どこ?一体どこなの?
息を切らしながら3階へ上がる。
どこ?ねえ無事でいてよ?
大丈夫だって、信じてるからーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1時間前。
「おーい、セイラー大丈夫かー」
「あ、うん…ショッピングモールなんて、久しぶりだなぁって」
「ほんとだね〜」
「同感です」
「うちは外全然出ないから例外〜」
みんなもショッピングモール久しぶりなんだ…
「じゃあ、みんなそろったし、さっっそく行きたい店行こっか」
「イエーい!」
私は桃海セイラ(ももみ-)!
ももうみじゃないよ!?ももみ!
今日は仲良し5人組の青木シオン(あおき-)、緑川チヒロ(みどりかわ-)、白山ツバサ(しろやま-)、紫咲マレイ(むらさき-)と一緒にショッピングモールへ来たんだ!
ショッピングモールなんて久しぶりだから、そりゃもう楽しみだよ!
「まずどこ行くー?」
「お腹すいた〜」
「お腹すいたって、まだ11時〜」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ってことで最初はツバサちゃんのノートを買おうってことになったんだけど…
「道がわかりませんね…」
「しゃーない〜ずっと来てないから店色々変わっちゃう〜」
「いやいやいやいや落ち着けー!こーゆー時のためにインフォメーションってもんがあるでしょ!?」
あ!そうだった…
チヒロはこう言う時に場を和ませてくれる。
「すみませーん!」
「どうされましたか?」
低いポニーテールの女性が応答する。
「あの〜…文房具の店ってどこでしたっけ〜?」
「一番近いのだと、ここから右に曲がってエレベーターに一番近いそこの店がありますけど…」
「ありがと。そこにしとく〜」
マレイは脱力系でいつもめんどくさそうにしてるけど、付き合いはいい子。
「しかし5人もそろって…お友達ですか?」
「まあ、夏休みだと言うのもあって」
ツバサはいつもきっちりしてる優等生。でも実は手先が不器用なの隠していて、私たちだけが知っている。
「いいですね…私なんか友達に裏切られたこともありますし…」
「えー!そうなんですか〜?」
シオンはいつもふわふわして落ち着かない子だけど、けんかとかしたら一番になだめてくれるので、そこは助かっている。
「そうなんです…なので、せっかく仲良しな5人組で来たからには、目一杯ここでのお買い物を楽しんでくださいね!」
「もちろんです!」
せっかく来たんだし、楽しむのが一番!
「ありがとうございましたー!」
…
…「楽しんでくださいね」、か…
もちろんだよ!
そう。私たちは楽しめるはずだった。
はずだった。