ミッシング/サーチャー

②ルート

エレベーターで三階に行ってみよう。
…と思いつつも、ちょっと心配だった。
エスカレーターは止まってるし、大丈夫かな?
恐る恐るボタンを押す。
ウイーンと小さくエレベーターの動く音が聞こえる。
一番右端の扉が開いた。
よかった!
えっと、三階っと…
扉が閉まる。
ふう…
シオンが三階にいると分かっただけで、ちょっと調査対象が減るから安心だ。
三階につく。
ウイーン…

「セイラーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

「うわっ!シオン!よかった…」
「お願いだから助けてぇ!!!」
「え?」
今助けてって…
「変なリボンの化け物に追われてるのぉぉぉ!!いやだーーーーーーー!」
「へ、変なリボンの化け物って!?」
何事!?
「ほら!きたああああああ!!!」
シオンの後ろを見てみると、そこには人のような影があった。
人じゃん…ん?
よく見たら謎にリボンがたくさんあるぞ?
しかもこっちに迫ってくる…
「とにかくやばいからいそいでえええ!」
「わわわ分かった!!!」
急いでエレベーターの扉を閉める。
カチカチカチカチシオンが「閉」のボタンを押している。
そんなに怖いの…?
「!?」
やばい!
「リボンの化け物」がすぐそばに!!!
ガタン。
なんとか扉が閉まり、静寂が戻る。
「はあ…」
「これで逃げ切れるの?」
「いったん一階のお店に隠れて様子を見て出よう」
とりあえずこうするしかない…!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アパレルショップに逃げこんだ私とシオン。
「だからきいてよー!女の子みたいなリボン操れる化け物が、こーーんな感じで…」
「静かに!まだリボンの化け物、いるかもよ?」
「ひっ」
慌てて口を塞ぎ、私は小声で口を開く。
「なんで人間じゃなくて化け物なの?」
「見たんだよ!ファンタジーでよくある、人間の耳じゃないやつー!」
言葉の端々から、シオンの恐怖が伝わってくる。
「そしてうちをリボンでにゅ〜〜って捕まえてぎゃああってなって…」
「わわわ分かった要するにリボンの化け物に襲われて怖かったってことね?」
「そうなのぉ〜っ」
「大丈夫。もう私という仲間がいるから安心して?それに、他のみんなも私が絶対に見つけるから」
「他のみんなって…ミドリちゃんやツバサちゃんまだ見つかってないのー!?」
「う…うん」
そりゃ心配だよ。
「大丈夫!私がみーんな見つけるからね!」
「ありがとぉーセイラにこんな感謝したの初めてだよぉ〜」
「初めてぇ!?!?!?!?!?」
ちょっと驚いたけど次の子を見つけなきゃ…
「それじゃあ、他のみんなも探してくるからここで待ってて!急にぶらついたらまた化け物に追われるよ!」
「はーい」
それじゃあ、みんなも見つけなきゃ…!




にしても、さっきの化け物なんだ…?

青木シオン:保護
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