欲望のシーツに沈む夜~50のベッドの記憶~
信号待ちの交差点。車通りの少ない通りで、ふたり並んで立っていた。
肩が触れそうな距離。言葉はないのに、熱だけがじわじわと高まっていく。
「……今日、一緒に残業してくれて、助かった」
ぽつりと課長が言った。私も、ぎこちなく笑って返す。
「私も……嬉しかったです」
目を合わせた瞬間、何かがふっと、弾けた。
気づけば、唇が重なっていた。
ほんの数秒。
それなのに、全身が甘く痺れて、心臓の音が耳の奥で反響する。
「……もう少し、一緒にいてもいい?」
低く囁かれたその声に、思考が止まる。
頷く私の手を、彼がそっと取った。
気づけば、ふたりは街灯の少ない通りを歩き、ホテルの灯りが目に入っていた。
ためらう隙も与えないまま、課長は私の手を握ったまま、まっすぐホテルの入り口へと進んでいく。
その背中を、私は拒むことなく追っていた。
肩が触れそうな距離。言葉はないのに、熱だけがじわじわと高まっていく。
「……今日、一緒に残業してくれて、助かった」
ぽつりと課長が言った。私も、ぎこちなく笑って返す。
「私も……嬉しかったです」
目を合わせた瞬間、何かがふっと、弾けた。
気づけば、唇が重なっていた。
ほんの数秒。
それなのに、全身が甘く痺れて、心臓の音が耳の奥で反響する。
「……もう少し、一緒にいてもいい?」
低く囁かれたその声に、思考が止まる。
頷く私の手を、彼がそっと取った。
気づけば、ふたりは街灯の少ない通りを歩き、ホテルの灯りが目に入っていた。
ためらう隙も与えないまま、課長は私の手を握ったまま、まっすぐホテルの入り口へと進んでいく。
その背中を、私は拒むことなく追っていた。