当たり前の定義

彼の正体

1ヶ月が経ち彼は私に言った。
「1ヶ月前のこと覚えてる?」
私はこくりと頷いた。
「俺さー、10歳の時に同じクラスだった相川シュンなんだ。3年前のことだし覚えてないだろうけど。」
私は当時の記憶を思い返してみた。
すると頭痛がした。思わず顔を歪ませると彼は、慌てた顔をして、言った。
「俺さ、超能力を使えるんだよね、」
私はびっくりして顔をあげた。
3年間、超能力を使える人間は見たことなかったからだ。そういえば不思議なことはいくつかあった。いくら一緒に過ごしても彼の心の声は聞こえてこなかったこと。彼は私のすべてを知っているかのように話していたこと。
「冗談だと思うだろ?本当なんだよね。」
彼は暗い表情で喋っていた。
そのとき初めて彼の心の声が聞こえてきた。
『彼女も俺を嫌いになるのかな、』
私は、彼の手をとり、耳元でしゃべった。
「超能力が使えるのは私も同じだよ。だから信じるよ。でもどんな力なの?」
すると彼は顔をあげて「信じられない」とでもいうような顔をして言った。
「ごめんだけど本当なの。私は人の心を読むことができるんだよね。」
私は恐る恐る自分の超能力について語った。
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