影の妻、愛に咲く~明治の花嫁は、姉の代わりだったはずなのに~
「ぷろぽーず……?」

「結婚を申し込む儀式だよ。欧米の風習だけど、こうして、男が意志を伝えるんだ。」

「じゃあ……これは、日本でも通用しますか?」

「もちろん。俺は、梨沙だけにしたんだから。」

私は胸に顔を埋めて、声を殺して泣いた。

もう誰にも引き離されない。

これからは、この人と――本当に、夫婦として歩んでいける。
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