片翼の人形が救われた日
<R駅>

優羽葉(ゆうは)
『お姉ちゃん!こっち!』

凜生葉(りいは)
「こんな遠くまでよく来たね、旅行?」

優羽葉(ゆうは)
『んー…まーね。』

凜生葉(りいは)
「ワケアリか、泊まるところは?」

優羽葉(ゆうは)
『決めてない!着いたら何とかなると思って!』

凜生葉(りいは)
「何してんの(苦笑)優羽葉(ゆうは)、行動力ついたね。」

優羽葉(ゆうは)
『成長したでしょ?!』

凜生葉(りいは)
「成長したわ(笑)私の家に来なよ。」

優羽葉(ゆうは)
『いいの?彼氏さんに悪いよ。』

凜生葉(りいは)
「彼氏なんていないから。」

優羽葉(ゆうは)
『えーいないの?!お姉ちゃんモテるでしょ?』

凜生葉(りいは)
「あんたねー…私の中学時代、知ってるでしょ?」

優羽葉(ゆうは)
『あー…お姉ちゃん高嶺の花(笑)すぎて。』

凜生葉(りいは)
「なに?今夜は野宿したいの?」

優羽葉(ゆうは)
『ごめんなさい(汗)』

凜生葉(りいは)
「ほんとに彼氏いないから大丈夫よ。」

優羽葉(ゆうは)
『じゃあ行く!ありがと!』
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