近くて遠い幼なじみの恋~私の大好き過ぎる片思い日和~
今、日本は21時。
8時間ほどの時差だからあーちゃんはお昼。

「ご飯きちんと食べてる?」

詰まって出てきた言葉が陳腐過ぎていっぱい話したい事あったはずなのに他が思いつかない。

『お前は俺の母親か』フッと笑ってる。

『おばさんの朝ご飯はやっぱり恋しいな』

確かに昔から食べてるけど母に恋しがられても困る。

「どれだけ母のご飯に心酔してんのよー」

『まあな』と笑う声に元気がない気がする。

「あーちゃん、帰って来たら皆んなで」
『さち…』

私の話を遮った。

「何?」

『まあ、…帰ってから話す』

最近のあーちゃんは何かを話せずにいる。
無理に聞くのも違うし帰ってから話すって言ってる。

だから私も聞かない。

「分かった。お土産宜しくお願いしまーす!」

気にしない振りをして私も普通に。
あーちゃんの声を聞けただけ良いと思わなくちゃ!

『早く寝ろよ』

そう言って電話は切られた。

あーちゃんが何を言いたいのか分からない。

でも今までハッキリ物事を言葉にするあーちゃんが何か隠してる。
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