近くて遠い幼なじみの恋~私の大好き過ぎる片思い日和~
ジリリリ…

うるさい目覚まし時計の4つ目。
手探りでゴソゴソと解除しようと手を布団から出した。

「ヒィッ‼」

生暖かい物に手首を触れられて一気に目が覚める。

「目覚まし何個使ってんだよ」

その声に布団から一旦顔を出してまた引っ込める。

「さち無視か」

何であーちゃんがいるの?!
普通、他の女の所に来る?!

「無視はしてません…」

「神経疑うよ?」とまでは言えずモゴモゴと言葉を濁した。

「顔見せて」

いつも出さないような甘い声出されると
言う事聞いてしまうじゃない!!

「おはよう」

ゆっくりと布団から顔を出して久しぶりのあーちゃんの顔を見た。

「めっちゃくちゃ目が腫れてる」

瞼が重い。
二日酔いの頭痛も凄い。
なにより1番胸が痛い!

そしてその痛みの当事者が指を差して笑みを浮かべてる。

「髪切った?さちにしては珍しい」

さちにしてはとか…
分かるよ女子力低いからたまにしか髪切らないからね。

「大輝が切ってくれたの。私の事をかんがえ、あーちゃん?」

指が髪先に触れて顔にイラつきが見える。
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