逃げたいニセモノ令嬢と逃したくない義弟と婚約者。
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ここからはこちらの作品について少しだけ語らせてください。
ネタバレもありますので、まだ読んでいない方はご注意ください。
まず、ええー!ここで終わるのー!てところで終わらせてごめんなさい。
元々ラストシーン(リリーがアルトワから出るところ)が書きたくて書き始めたお話でしたので、とりあえずはここまでです。
ラストシーンだけを短編として書くのもよかったのですが、どうせならもう少し根掘り葉掘りしようとプロットを考え、書いた結果、中編くらいに収めようとしたものが、気がつけば10万文字の長編になっていました…。
私が書きたかったのは歪んだ愛を持った男たちとそんな2人から逃げたいリリーでしたが、まさかこれほどまでになるとは…。
予想よりもたくさん書いてしまいましたが、楽しかったです。
続きを書くならきっとウィリアムとセオドアのリリー争奪戦ラブコメになりそうですね。
作品の小話としては、アルトワ夫妻はリリーが成長するにつれてリリーがレイラと違う存在なっていたことにどこかで気づいていましたが、リリーが例えレイラとは違う存在になってしまったとしても、愛する娘には変わりなく、レイラの代わりとしてではなく、リリーとしてきちんと愛していました。
最初こそはレイラとしてリリーを見ていましたが。
それから嫌がらせを受けていたリリーを何故、セオドアとウィリアムが助けなかったかというと、リリーに自分だけを頼りにして欲しかったからです。
リリーには自分だけいればいい、みたいな。
2人とも同じようなことを考えていていました。
歪んでいる2人でございます。
ここのウィリアムとセオドアsideも入れなさいよって感じですよね。ごめんなさい。
それでは語るのはこの辺にして。
本編のみならず、あとがきまでお読みいただきありがとうございました。
感想、かんたん感想、いいね、レビュー等頂けますと、とっても嬉しいです。
2025.9.7 朝比奈未涼


