君の未来に、ぼくがいたこと。

想いの告白

夜空は星の煌めきで満ちていた。
陽翔と結月は、学校の屋上で静かに並んで座っている。

陽翔は少し緊張しながらも、結月の瞳をじっと見つめた。

「結月……ずっと言いたかったんだ。君のことが、好きだ。」

結月の目に、涙がぽろぽろとこぼれ落ちる。

「陽翔……私もずっと、同じ気持ちだったよ。」

陽翔はそっと結月の手を取り、二人の指が絡み合った。

「これからも、一緒に夢を追いかけよう。」

結月は微笑みながら、陽翔の手を握り返した。

「うん。ずっと一緒に。」

二人を包む星空の下、甘く切ない初恋の時間が静かに流れていった。
< 31 / 45 >

この作品をシェア

pagetop