売られた少女はクールな闇医者に愛される
パンパンパン……

橋本組の屋敷では激しい打ち合いが続く。
刃物を持って襲いかかってくるものや、金属の棒を振るうものなど様々だ。

雅人や真也、竜也は前線で、冬弥は後衛で戦う。

「くそがっ!!!」
真也がそう言って、投げ倒す。

予想通り、橋本組の結束は弱く、京極組が優勢ではあるものの、強い人間もおり、怪我人が出る。


冬弥が怪我した人間の所に行き、止血する。

「冬弥…ありがとうな…。」

年配の組員は痛むだろうがニカッと笑って言う。

「暴れすぎっすよ。無茶は厳禁です。」

「お前、大きくなったなー。言うようになった。」

組員はガハハと笑う。冬弥はため息をつくと、彼を担ぎ上げて、屋敷の外の安全な場所へ移動させた。

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