片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
「僕は君が心配だ」
「うん。知ってるよ」
「24時間365日、愛し合いたい」
「んー。それはちょっと無理かなぁ」
「だからこそ。できる範囲で愛奈を愛し、守り抜くと誓う」

 繋いだ手を持ち上げた圭信は、手の甲へそっと口づけた。
 その仕草が、眠りについたお姫様を目覚めさせる王子様のようで――少しだけ心臓を高鳴らせたことは、圭信に黙っていよう。

「圭信は私の王子様で、騎士だもんね?」
「なんだそれは。職場での設定か」
「違うよ~。イルデンなら、圭信はガーディアンだってば」
「よくわからん……」

 なんだかいい雰囲気になった私達は、軽口を叩き合いながら自宅へ戻った。

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