片想い歴20年 エリート警視は同級生に激愛を注ぎ込む
「何名様ですか?」
「2人です」
「奥の部屋へどうぞ~!」
ひたすらカウンターが500人になるまで人数を聞き、館内へ誘い込むだけの簡単なお仕事だが……。
収容人数をオーバーしてしまうと、演者の安全を考慮して前説の開始が不可と判断される。
自分のミスが、500名のゲストからアトラクションを体験する権利を奪うのだ。
そのため、細心の注意を払いながらカウンターを回し続け――。
「何名様ですか?」
「5人です」
手元のカウンターが498と表示された時、5人グループのゲストがやってきた。
このグループには申し訳ないけれど、定員オーバーだ。
館内に続く出入り口をチェーンで区切った私は、彼らに向かって声を張り上げる。
「次の回へご案内します! こちらで少々、お待ちくださいませ!」
とびきりの笑顔で先頭グループに告げてから無線のスイッチを入れ、胸元のマイクに向かって指示を出す。
「豊臣です。ゲストの入場、完了いたしました」
『了解です。前説終了次第、連絡します』
「お願いしまーす」
無線連絡を終えた私はこうして、ゲストたちとともに前説が終わるのを待ち続けた。
「2人です」
「奥の部屋へどうぞ~!」
ひたすらカウンターが500人になるまで人数を聞き、館内へ誘い込むだけの簡単なお仕事だが……。
収容人数をオーバーしてしまうと、演者の安全を考慮して前説の開始が不可と判断される。
自分のミスが、500名のゲストからアトラクションを体験する権利を奪うのだ。
そのため、細心の注意を払いながらカウンターを回し続け――。
「何名様ですか?」
「5人です」
手元のカウンターが498と表示された時、5人グループのゲストがやってきた。
このグループには申し訳ないけれど、定員オーバーだ。
館内に続く出入り口をチェーンで区切った私は、彼らに向かって声を張り上げる。
「次の回へご案内します! こちらで少々、お待ちくださいませ!」
とびきりの笑顔で先頭グループに告げてから無線のスイッチを入れ、胸元のマイクに向かって指示を出す。
「豊臣です。ゲストの入場、完了いたしました」
『了解です。前説終了次第、連絡します』
「お願いしまーす」
無線連絡を終えた私はこうして、ゲストたちとともに前説が終わるのを待ち続けた。