【完結】バツイチですが、恋人のフリをお願いした年下イケメンくんからアプローチされて困ってます!


「まあ実際、大好きだしね……」

 沼ってると言われたら、納得出来る気がする。

「そっか。 応援してるからね、私は」

「う、うん。ありがとう」

 眞紀人くんのことを考えるだけで、私は楽しくなるのがわかる。

「やばっ、もうお昼休み終わっちゃう!」

「本当だ! 急がなきゃっ」
 
 話が思ったより盛り上がりすぎたせいか、あっという間にお昼休みが終わってしまう。

「また色々と相談してよ?何でも聞くからさ」

「ありがとう。頼りにしてる」

 眞紀人くんのこともそうだし、これからのことももっと真剣に考えないとな……。

「……よし、頑張ろう」

 それから数日が経った時のことだった。

「じゃあ、またね。菫花さん、おやすみなさい」

「うん、またね。 おやすみなさい」

 その日の夜は、仕事終わりに眞紀人くんとご飯を食べてから家に帰った。

「ただいま」
  
 私一人しか住んでいないこの家も、眞紀人くんが来るといつも明るく感じる。

「ふう……お腹いっぱい」

 リビングにカバンを置いて部屋着に着替えていると、突然インターホンが鳴る。

「はーい」

「北園さん、速達が届いてるのでご確認いただけますか?」

「速達……? わかりました」

 速達ってなんだろう? 何か大事な書類……なのかな。

「北園菫花さん、お名前や住所、お間違いないですか?」

 私は名前と住所を確認し「間違いないです」と答えると、速達を受け取った。

「差出人は……」

 え……? 差出人の名前がない。

「なんか、イヤな予感がする……」

 イヤな予感がしていたが、私はその速達郵便をゆっくりと破けないように開封していく。

「……えっ?」

 な、なにこれ……?
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