夏休みの自由課題について
私はトートバッグから自由課題ノートを取り出してテーブルに広げました。

「すごい、昨日はふたつも都市伝説を聞けたの? しかもまた全然違った様子の話だね」

岡田さんは早口にそういうとノートを食い入るようにして読み始めました。
自分が選んだ課題は学校の七不思議だし、本当にこういう話が好きなんだなと思いました。

「でもまだ終わりじゃないよ。これからこの都市伝説と学校の七不思議がリンクしていないか調べるんだから」

「そうだね。リンクしていれば、私と共同で発表できるね」
岡田さんの言葉に私は頷きました。

それはそれで楽しそうです。
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