引きこもりですが、守ることだけは最強です!

第八話 不安

次の日の朝、私はさっくんに呼ばれてリビングに向かっていた。

どうやら、昨日のことで分かったことがあるらしい。

ちょっと緊張していると、さっくんがリビングへの扉を開けてくれた


「ありがとう」

「……別に」


さっくんはそう言って顔を逸らす。

いつもさっくんは優しくしてくれるけど、お礼を言ってもこういうふうに顔を逸らすだけだ。

でも、それがさっくんらしいと思う。


「お〜! 来た来た〜! 早く座って〜!」

「はい、わかりました」


リビングに入ると、すぐに桃園くんが手招きしてくれた。

近くに寄って、さっくんと一緒に椅子に座る。

すると、さっそく黄瀬くんが口を開く。


「……それじゃあ、話を始めるよ」

「は〜い!」

「おう!」

「はい、お願いします」
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