Blue Moon〜小さな夜の奇跡〜
【小夜、明後日の夜、会えるか?】

その日の仕事終わりに、想からメッセージが届いた。

【うん、大丈夫。明後日は仕事も休みなの】
【そうか。じゃあ、俺の仕事が終わり次第、小夜のマンションまで迎えに行く】
【わかった。待ってるね】

やり取りを終えると、思わず笑みがこぼれる。

(今朝ホテルで別れたばかりなのに、明後日にまた会えるなんて嬉しい)

左手の指輪に目をやって、ふふっと微笑む。

(うちまで迎えに来てくれるってことは、想の部屋で過ごすのかな。じゃあ、たくさんお料理作ろう)

外でデートできなくても、小夜には何の不満もない。
ただ想と一緒にいられるだけで、充分幸せだった。
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