姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―

PM 12:35


PM 12:35

待ちに待った昼休み!

ここでのんびりしていると取り巻き共が群がってくるので、チャイムと同時に私達4人は颯爽と教室を出て旧校舎に移動している。

たまにカフェテリア行ったり自販機に寄ったりするけど、大抵昼休み中は旧校舎に篭り切り。

そういえば私が初めて近江涼介達に接触したのはカフェテリアでだったなぁ、と今となっては懐かしさすら覚えるほどだ。

さて、丸テーブルを囲んで4人でのランチタイム。

席は私、広瀬真、榛名聖、近江涼介の並びで輪になっている。

私と広瀬真はいつも大体お弁当。近江涼介と榛名聖は購買とか、コンビニあたりで買ってきたものを食べていることが多い。

お坊ちゃんもコンビニおにぎりとか食べるのかって思って一度ツッコんだことあったけど、まぁ普通に食べるんだって。

広瀬真はいつも物珍しそうに見てるけど、多分こっちがおかしいのだ。


「榛名聖!英語の授業の時はよくも恥かかせてくれたわね!」

「Ce n'est pas ma faute.
(セ・パ・マ・フォート)」

「!?」

箸で榛名聖を指さしたら、笑顔で“やれやれ”のモーションをしながら意味不明な呪文を唱えられた。

面食らって動きが止まった私の隣で、広瀬真がなんてことない顔をして言った。
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