姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―

PM 18:00


PM 18:00

家に帰ってすぐラフなTシャツと短パンに着替えたら、傑兄ちゃんとのディナータイム。

今日の夕食は渉兄ちゃんお手製の煮込みハンバーグ。

温めてすぐ食べられるように用意しておいてくれる渉兄ちゃんこそ、私にとってはスーパーマンだ。

2人並んで手を合わせ、いただきますの挨拶をすると2人一緒にサラダから食べ始める。

傑兄ちゃんとはこう言う細かすぎるところで被ることが多い。
あっちは喜ぶけどこっちはちょっとガッカリする。

「聞いてよ!今日さ、英語の授業で榛名聖がー…」

モリモリとご飯を食べながら、今日あった出来事を全部話す。

それを傑兄ちゃんは基本うんうんと微笑ましく聴きながら、適宜大袈裟にリアクションもとっている。

聞き上手なのはさすが人たらし。
リアルに友達100人いるだけのことはある。

「―ってことがあったわけ!もう腹立つでしょ!?」

「それは制裁だな。ラテン語で対抗するべき。」

「発想が私と同じでなんかイヤ。」

「ウッソ、さっすが俺たち兄妹だね!ひーめ♡」

茶碗を持った私を張り倒す勢いでタックル…いや、抱きつかれた。
渉兄ちゃん早く帰ってきてと思いながら、家でも賑やかな時間が過ぎていく。
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