姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―

Ep.129 ミスターコンテスト!


「第十五回ミス・ミスターコンテスト!
ここに開幕いたします!」

華々しいBGMと共に会場がワッと沸く。

校庭に設置された特設ステージには、たくさんの観客が集まっている。その中に聖と涼介もいた。

「今年のテーマは男女逆転!出場者にはそれぞれ女装・男装をしてもらいました。
まずはミスター青藍部門!エントリーNo.1…」

ステージに注目が集まる中、歓声に自分の声が掻き消されないよう聖が体を涼介に寄せて話し出す。

「昨年のミスもミスターも、俺達が出てないから真の結果じゃないって生徒達は結構興醒めだったらしいよ〜?

今年は今年で出来レースって言われてるみたいだけど⭐︎ 」

おっかしいよねぇ〜、とケラケラ笑うその様はまるで他人事だ。

「ま、盛り上がるんじゃないか?
……アイツが自信満々に言ってるんだから。」

言いながらステージを見ている表情は無。

それでも姫への期待は感じ取れて、聖は「だよねぇ」とにやりとした。
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