姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
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それから俺は寝る間を削って漫画を読んだ。
敵なしに見える主人公の挫折、辛い過去、それでもありたい自分を貫き立ち上がる強さ。
その全部に惹かれた。
仲間との熱い友情を感じるシーンも好きだ。
主人公のお互いの強さも弱さも認め合って、信頼して背中を預け合う。
孤独だったHEROが、仲間を得てHERO“s”になる過程が最高にカッコよかった。
――そしてなにより響いたセリフがあった。
「“俺は俺だ。テメェの道はテメェで選んで、全部背負って進んでやる!”」
初めてそのシーンを読んだ時、無意識にセリフを読み上げ呟いていた。
俺もそんな風になろう。
そう決めて、次の日から自由を勝ち取るために動いた。