姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―
「バカが露呈したな。顔赤くなってんぞ、姫?」
「うるさいうるさい!
こんな間違い大したことないから!」
「どうだろうなァ?
こんなんが青藍高生だなんてビックリー。」
「ムキィイ!」
私の額を押して広瀬真が、近江涼介を連れ立って颯爽と前を歩いていく。
俯く顰めっ面はほんのり赤い。
冷たい風を切ってその熱を冷ましていたとは、勝ち誇った様に見える後ろ姿からはわからなかった。