姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―

Ep.209 復讐の終焉


翌週の放課後、ジャガ……男達への謝罪をほぼ完了させた私は今体育館裏で数十人の女に囲まれている。

「話って何?」

先頭にいる女が私のことを警戒した目で見ながら、気圧されないように腕を組んで強気な態度で切り出した。

謝罪行脚第二弾のターゲットは女共だ。
このために今日は日が登るより早く起きて準備した。

女共に対しては個を誑かした男と違って無差別テロみたいに嫉妬心を煽る攻撃をしてたから謝罪対象が絞れなかった。
なんなら全員に謝らないといけないくらいだ。

でも1人1人呼び出して謝ってたら多分一生かかる。
てことで女共への謝罪会見を開くため、一斉に女を呼び出した。

女の上履きが入った下駄箱全てに“放課後体育館裏に来てください 藤澤姫”と書いたメモを仕込んで。


メモを作るのだけでも深夜までかかった。
下駄箱に仕込むために校門が開くのより早く登校したから、警備員には不審な目で見られた。

相当キモいことをした自覚もある。

でも大丈夫、気にしない。
何故なら私は前だけ見て突き進むって決めたから!


「ちょっと……早く話しなさいよ。」

昨日のダイジェストを思い起こしていた10秒くらいの間ずっと待たされることになった女共は、痺れを切らしたように苛立っているようだ。

それにしても、思ったより集まったな。
全校女子生徒の半数くらいはいるだろうか。

悪戯と思われる可能性もあったのに……
どんだけ嫌われてんのよ、私。

鬼の形相した女の集団に囲まれる見慣れた景色もこれで最後。

いや……、何もしなくても恨み買うからまたあるかも。
でも、自分でこの状況を作り出すのはおしまいだ。

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