姫君の憂鬱―悪の姫と3人の王子共―

「――あーあ!アンタ達に振り回されっぱなしの3年間だったわ!」

ぐぐっと大きく伸びをして、弾む様に席を立つ。
3人が私を目で追う中、ゆっくりと歩いて移動してレースカーテンが揺れる窓辺で立ち止まった。

窓の外はまだ裸の木々が寂しく立ち並んでいる。
獣道の様な通りに人の気配はなく、外の景色はまだ冬だ。


――私を拒否したこの世界が、私は大嫌いだった。


完璧な美少女を演じて、
痛みに踏み込まない様にして。

悲しい気持ちを憎しみと強がりで塗り潰して、虚勢を張って生きてきた。

くるりと軽やかに振り向けば、無表情と怪訝な顔とヘラヘラ笑顔が並んでいる。

孤独な世界から私を救ってくれたのは、ここにいる3人の友達だった。

心が再び熱を持つ。
柔らかな陽光がじわじわとようやくその暖かさを伝えてきた。



――今日くらいは、素直になったっていいよね?

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