誰にも言うなよ ~結婚式の後始末~
 


 結局、二人で辺りを探し回り、冷凍庫の底にあったご飯とパックのご飯を発見した。

「やりましたねっ」

「ああ、米があればなんとかなるなっ」

 ホッとして、なんとなく時計を見た二人の頭に、今の間に炊いたらよかったのでは?
という言葉が浮かんだが、口からは出さなかった。

「そういえば、なにかのお返しでもらった牛肉があったぞ」

 俺があれを焼こう、と明巳が腕まくりをする。

「あっ、そうだ。
 この間、お土産にもらったワインがありましたよ」

「それはいいな。
 ワインがあれば、なんとかなるっ」

 二人とも、米とワインがあれば、なんとかなることが判明した。





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