君と青空







「……石田臭くね?」


突然聞こえた声。

それは給食中、食べ終わった堀林さん、安田さん、美玲莉さん、恋未さんたちが集まっていた5班から聞こえていた。


二田先生の席は5班から1番近い位置にある。

二田先生は菜々乃さんたちと楽しそうに喋っている。


堀林さんたちにちょっと目をくれただけで無視をして。


「ちょっと嗅いでみるわー笑」


そう言って美玲莉さんたちが私の机に来て、


「日奈ちゃん臭い嗅がせて〜笑」

私の答えを待つ前に長袖の体操服を引っ張り臭いをくんくんと嗅ぐ。


「えー、普通に柔軟剤の匂いでいい匂いやん〜笑」

「ごめんね〜笑」


と笑って5班に戻る2人。


そしてコソコソひそひそ4人で私を軽蔑と侮辱の目付きで見て何かを喋っている。


それを見て3班にいる水戸野さんとそれに一緒にいた裕樹さんが


「草生えるて笑笑笑笑」


と笑っている。



それを見ているのに二田先生は何も言わない。


ただ菜々乃さんと楽しそうに喋ってるだけ。










硝子が割れた感覚だ。





好きなのに好きじゃない。


嫌いじゃないのに嫌い。




先生大嫌い。


助けてくれるんじゃなかったの。



こんなに早く約束やぶらないでよ。




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