今日、振られたあなたに花束を。

冬の静けさに私を置いてくなんて。

冬の静けさに私を置いてくなんて。
「好きです。付き合ってください!」あきとはそう言った。正直言って、あきとのいいところなんて片手で数えられるほどだ。脚が速いところ、優しいところ、私の魅力に気付けるところ。そのくらいしかない。はっきり言うと、私はモテる。なんでこんな汚らしいあきとが私に告白するのか。はいと言ってもらえるとでも思っているのだろうか。
「ごめん!私、今は恋人とか、恋愛とか、まだしなくていいなって。だから、付き合えない。」すごい申し訳なさそうな顔をして振る。こうすることによって、相手はもっと私が好きになる。
「わかった。ごめん。俺なんかに時間使ってくれてありがとう。」あきとは、性格はすごくいい。顔だけは30点ってとこかな。あ、もちろん100点満点ね。そんなこと言ってられるほど私は性格が良くないのだけれど。私とあきとを混ぜたら多分すごくモテる人ができるのだろうな。
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まって!ゆい―――。

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