自由奔放な女性が描いた人生の選択は
 物が捨てられない事が、部屋が散らかっていく、もう一つの原因でもある。

また人生に置いても、たとえば、高校の時の元彼の光橋颯太、合コンでしりあって、その日に一夜を過ごした朝吹蓮。

この2人とは今だに体の関係が続いている。
罪悪感もなく、楽しくやっているように見える。

何が鈴奈をそうさせているのか分からないが、男達を捨てられない女なのだ。

鈴奈には、大事に思っている一ノ瀬貴文という彼がありながら……。

 また鈴奈は買い物が好きで、コンビニやスーパーで買って来た食べ物を冷蔵庫に入れて溜め込む。

なので、冷蔵庫はいつも満杯。
ビールや缶チューハイ、それのおつまみになりそうなお惣菜。

おやつのアイスクリームや、夜中に急に食べたくなるスィーツ類などがぎっしりと詰まっている。

中でも1番幅を取っているのはビールなのだ。

 夜遅くに『そうだ、この前買って置いたプリンを食べよう!』と思い立った鈴奈。

冷蔵庫を開けてプリンを取り出してみたら、とうに賞味期限は切れていた。

でも彼女は、上から下へと、そして横からプリンを30秒位眺めてから、

「うん、これは大丈夫!」と言って、食べ始めた。

「大丈夫!」と思った根拠は何処にあったのかわからないが、
何事もなく鈴奈は朝を迎えた。

 案の定、貴文から貰ったネックレスはまだ見つかっていない
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