√スターダストtoらぶ
やまりんの器用さには驚かされた。

あっという間に着付けを終え、わたしが持参してきたヘアアイロンを駆使しくるくるに巻き上げるとかんざしやらお花やらで髪を彩った。


「うわ、さすがやまりん…!わたし別人みたいだよ…」

「いつもは目立たないように地味めですからね。ですが今日は一世一代の大勝負の日!そんな特別な日に相応しいらぶ先輩のポテンシャルを最大限に活かした全身コーディネートにさせていただきました!」

「ありがとう…!」


これで少しは楽しめそうだよ。

やまりんもあの子もいることだし。

…大丈夫。

よし、行くか。


「じゃあ、やまりん行こっか」

「はい!らぶ先輩無双してきましょう!」

「いや、過度に目立つのはダメ。クズが寄ってくる可能性アップだから」

「あ、そっか…」


でもまあ、今日は可愛い子多そうだから悪目立ちすることはないだろう。

今日くらいは普通の女の子みたいに

はしゃいで

キラキラして

にこにこしていたいな。

そんなことを思いながら会場までの道を急いだのだった。
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