√スターダストtoらぶ
「…好き」
「えっ?」
感情が口の端から漏れた。
「今、なんて?」
言いたくない。
言いたい。
言えない。
やっぱり言いたい。
でも言いたくない。
「月?」
彼が首を傾げる。
本当に聞こえていなかったの?
いや、でもこの人は嘘つくの得意だから、
そんなわけ…。
「綺麗だね、月」
わたしは頷いた。
頷いて、
顔を上げて、
視線をぶつけた。
宝石だって思ったキラキラとした瞳にわたしだけが映ってる。
それを見て…胸が苦しくなって
はっきりと分かってしまった。
さっきの言葉は
本音。
嘘、なんかじゃない。
わたし、
やっぱり、
言わなきゃ。
この気持ちを伝えなきゃ。
ううん、伝えたい。
こんなにも眩しい感情、
初めて出逢ったから。
「愁真、さん…」
「はは、やっと名前呼んでくれた。…何?」
瞳を逸らさずに言葉を紡ぐ。
「好き、です。わたし、あなたに…恋、してます」
わたしの言葉に彼はふっと笑った。
彼が立ち膝になる。
頬に大きな手のひらが触れて
ほんのり温かいその手に自分の手を重ねた。
そして、目を閉じた。
唇にふっと落ちた熱で一瞬眩暈がして、
でもすぐに心地よい温度で全身を巡った。
瞼を開けた時、
少し気まずくて、
目を逸らしたらまたキスをされた。
「こんなんじゃ…足りないな」
笑っては何度も巡らされ、狂わされる熱に愛しささえ感じる。
こんな感情がわたしにもあったんだ。
これが恋、なんだ。
好き。
大好き。
単純な感情。
なのに分かるまでに時間がかかって
なかなか言葉に出来なくて。
でも、やっと分かったから、
もう…離さない。
離したくない。
クズでも星屑に変える。
運命だって信じる。
わたしがそう決めた。
「えっ?」
感情が口の端から漏れた。
「今、なんて?」
言いたくない。
言いたい。
言えない。
やっぱり言いたい。
でも言いたくない。
「月?」
彼が首を傾げる。
本当に聞こえていなかったの?
いや、でもこの人は嘘つくの得意だから、
そんなわけ…。
「綺麗だね、月」
わたしは頷いた。
頷いて、
顔を上げて、
視線をぶつけた。
宝石だって思ったキラキラとした瞳にわたしだけが映ってる。
それを見て…胸が苦しくなって
はっきりと分かってしまった。
さっきの言葉は
本音。
嘘、なんかじゃない。
わたし、
やっぱり、
言わなきゃ。
この気持ちを伝えなきゃ。
ううん、伝えたい。
こんなにも眩しい感情、
初めて出逢ったから。
「愁真、さん…」
「はは、やっと名前呼んでくれた。…何?」
瞳を逸らさずに言葉を紡ぐ。
「好き、です。わたし、あなたに…恋、してます」
わたしの言葉に彼はふっと笑った。
彼が立ち膝になる。
頬に大きな手のひらが触れて
ほんのり温かいその手に自分の手を重ねた。
そして、目を閉じた。
唇にふっと落ちた熱で一瞬眩暈がして、
でもすぐに心地よい温度で全身を巡った。
瞼を開けた時、
少し気まずくて、
目を逸らしたらまたキスをされた。
「こんなんじゃ…足りないな」
笑っては何度も巡らされ、狂わされる熱に愛しささえ感じる。
こんな感情がわたしにもあったんだ。
これが恋、なんだ。
好き。
大好き。
単純な感情。
なのに分かるまでに時間がかかって
なかなか言葉に出来なくて。
でも、やっと分かったから、
もう…離さない。
離したくない。
クズでも星屑に変える。
運命だって信じる。
わたしがそう決めた。