√スターダストtoらぶ
「らぶ!」
あなたがわたしの名前を呼ぶ声が聞こえる。
わたしはいつもより気合いを入れて巻いた髪を存分に振り回しながら振り返る。
視界にあなたが映り込んで、
思いきり駆け出す。
何度見ても
何度抱きしめても
何度抱きしめられても
想いは巡る。
募る。
「おはよう。今日のヘアアレ良いじゃん」
褒められて、
ただ嬉しくて。
顔が真っ赤になって、
俯いてしまって。
そんなわたしにあなたがそっと口づけをする。
「…やめて」
照れ隠しにそう呟くと今度は頭をぽんぽんされた。
こんな感じでずっとわたしは可愛がってもらえてる。
大事にされてる。
そう、分かる。
手の温もりで伝わる。
「早くしないと授業遅れる。単位取れなくなったら留年になるから、ほら行こ」
あなたが左手を差し出す。
大きくてあったかい手。
わたしが一番よく知ってる、
大好きな手。
わたしはその手に自分の手を重ねる。
握り返されて倍になる熱に慣れず、毎度ふわふわしながら歩いていく。
そんな道がわたしには特別愛しい。
こんな毎日がたまらなく幸せ、なんだ。
「愁真」
あなたの名前を呼ぶ。
立ち止まってこちらを見る。
視線が交わって
たまらなく嬉しくなって
胸がいっぱいになって
想いが溢れる。
「好き。ずっとずっとずーっと好きだから」
「うん。俺も。いや、らぶの100倍らぶが好き」
「…なら、わたしは愁真の1000倍愁真が好き」
なんてバカみたいなことを言い合って、
ただただ笑い合って、
これからもずっと、
交わった、
同じ道を、
歩いて行こう。
二人で。
fin.
あなたがわたしの名前を呼ぶ声が聞こえる。
わたしはいつもより気合いを入れて巻いた髪を存分に振り回しながら振り返る。
視界にあなたが映り込んで、
思いきり駆け出す。
何度見ても
何度抱きしめても
何度抱きしめられても
想いは巡る。
募る。
「おはよう。今日のヘアアレ良いじゃん」
褒められて、
ただ嬉しくて。
顔が真っ赤になって、
俯いてしまって。
そんなわたしにあなたがそっと口づけをする。
「…やめて」
照れ隠しにそう呟くと今度は頭をぽんぽんされた。
こんな感じでずっとわたしは可愛がってもらえてる。
大事にされてる。
そう、分かる。
手の温もりで伝わる。
「早くしないと授業遅れる。単位取れなくなったら留年になるから、ほら行こ」
あなたが左手を差し出す。
大きくてあったかい手。
わたしが一番よく知ってる、
大好きな手。
わたしはその手に自分の手を重ねる。
握り返されて倍になる熱に慣れず、毎度ふわふわしながら歩いていく。
そんな道がわたしには特別愛しい。
こんな毎日がたまらなく幸せ、なんだ。
「愁真」
あなたの名前を呼ぶ。
立ち止まってこちらを見る。
視線が交わって
たまらなく嬉しくなって
胸がいっぱいになって
想いが溢れる。
「好き。ずっとずっとずーっと好きだから」
「うん。俺も。いや、らぶの100倍らぶが好き」
「…なら、わたしは愁真の1000倍愁真が好き」
なんてバカみたいなことを言い合って、
ただただ笑い合って、
これからもずっと、
交わった、
同じ道を、
歩いて行こう。
二人で。
fin.


