甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


体がまるで敏感になってしまったかのように、その一つ一つの仕草に反応してしまう。


……なに、これ。
甘い、でもこのままでいい。

ずっと、触れていたい。


「……足りない」


そんな千紘くんのつぶやきのあと、その顔は私の耳元にぐっと寄せられた。

それだけでも、心臓はうるさいくらいに早鐘を打っているのに。


「……かわいい、ゆあ。
こうやってドキドキして、俺しか見ないで」

「ひゃぅ……っ」


吐息までもがかかる耳元。
くすぐったくて、変な声ばかりが私の口から発せられる。

かわいい、とか甘い言葉ばかり。
こんなの、ドキドキしないわけないじゃん。

……もう、千紘くんしか見えてないよ。


「なにその反応。……かわいすぎる」

「や、やめて……っ、ふふっ、くすぐったい……っ」


それなのに、ずっと耳元で話かけてくるから。
吐息がかかって、くすぐったくて仕方なくて、でもそこだけ異様に熱くて。

そして全部が、甘い。


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