甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


「……っ、それとこれとは話が……!!」

「同じだから」

「ひゃっ、……、きゃあ……!?」


肩にキスが落とされて、それから軽くがぶっと甘噛みされる。

……っ、なにこれ、こんなの、知らない。
自分の声が高くて、それにも理解が追い付かなくなる。


「……ったく、早く俺だけって言えばいいのに」


千紘くんは、私の肩からそっと唇を離す。

心なしか、少しだけ頭がぼうっとしてきて、その声すら耳には届かない。

……甘くて甘くて、もうどうにかなっちゃいそう。


「……っ」


そして、ぎゅうっと強く抱きしめられた。

とくん、とくん、と恋を知らせるような音が私から聞こえる。


「こんなに顔赤くなるってことはさ、ドキドキしてるってことでしょ?」

「……っ」

「だって、抵抗しなかったじゃん。
いい加減認めて俺に言ってよ、ゆあ」


……抵抗、しなかった。
だって、嫌じゃなかった。もっと触れてほしいって思った。


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