甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


千紘くん、体熱い……。
えっ、これだいぶ熱高いよね?


「千紘くん、熱測った?」

「……測ったけど」

「何度だったの?」

「38度6とか」

「たか……!?
やっぱ安静にしてて!!横になっててほしいっ」

「やだって言ってんじゃん」


いや、だから、なんで嫌なの。
私からしたら、横になっててくれた方が安心なんだけど。

今はそっちの方を望んでるよ、私は。


「風邪、誰かからもらったの?」

「いや、多分冷房」

「冷房……?」

「タイマー付け忘れた」


なるほど……。
それで冷えちゃったってわけか……。

不謹慎かもしれないけど、声が近いから、変にドキドキする……。
そういう面からも、離れてほしいんだけど。


「そんなことはどーでもいいじゃん」

「……いや、よくないよ」

「どうでもいいって言ってんの」


な、なんかいつもより強引だな……。

いやっ、たしかにいつも強引だけどっ。
今日は余計……?強引って感じ。


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