甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


うっ、やっぱり……。

羽衣は鋭いなあ……。


「……特に何もなかったよ」

「つくならもうちょっとマシな嘘ついてよ」


羽衣に嘘をつくだけ無謀なのかな……。

嘘をついても、すぐに見破られてしまう。


「で?なにがあったの?」

「う……」

「今更隠そうとしたって無駄だよ?」


洗いざらい話すしかないかあ……。

あの羽衣に、このまま隠し通せるわけないしね……。


「じ、実はね……。
今日、下駄箱の中に、これが入ってて……」

「ん?」


おそるおそる、さっきの紙切れを羽衣に見せる。

羽衣はそれらを見て、目を大きく見開いて。


「なにこれ!?
だれ、こんなことゆあに仕込んだやつ!」

「わ、分かんない……。でも、私が悪いし……」

「ゆあの何が悪いの?
どう見ても瀬良くん、ゆあに気があるでしょうが……っ!!」

「……えっ」

「え?」


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