甘い独占欲と溺愛で、もう絶対離さない。


だから、思いっきりかぶりを振った。


「ははっ、そんなに首振らなくても」

「だって、微塵もそんなこと思ってないから」

「嘘じゃねーの?」

「嘘じゃないし、本当だし」


もう、なに言ってんの。

そう思うと同時に、びっくりもした。

千紘くんって、私のことなんでもわかっちゃうのかな。


ってことは、私が千紘くんを好きな気持ちも……。


「えっ!?」

「なに急に」

「い、いや、別になんでも……っ」


ば、ばれてないよね……?

私が勝手に、千紘くんは私を分かってるって思ってる可能性だってあるし……!
てか、その確率の方が絶対高いし……!!


「……ねえ、今なんじ?」

「何時って、八時前だけど」

「はあっ!?」


なんでそんなにケロッとしてんの!?

だって、始業は八時半だよ。朝ご飯だってまだなのに。


「私を三度目の遅刻に陥れるつもり!?」

「うん」

「うんじゃないっ、今すぐごはん食べるよ!急いで!」


それでもゆったりとしている千紘くんに、私はもう一度大きな声をだしたのだった。


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恋愛(学園)486ページ

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「同居相手が朝倉とか……罰ゲームかよ」 そんな君が、 いつか振り向いてくれますように。 ……なーんてね。 。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。 《朝倉 玲奈》 ─Rena Asakura─ *学校1の美少女* 無自覚で鈍感な恋愛初心者 ××× 《染野 一樹》 ─Itsuki Someno─ *学年1のモテ男子* 女嫌いで無気力な王子様 。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。 「俺、朝倉のこと大っ嫌いなの」 鋭く私を見つめる瞳。 そんなこと分かってる、はずだった。 「玲奈が満足するまで愛してあげる」 「ちょっ、その顔は、反則……」 なのに君が、そんなことを言うから。 甘く、確実に。 君の愛に溺れていく──。 ひとつ屋根の下、 \甘々な胸キュンラブストーリー/ 「もう離してあげないから。 俺をここまで惚れさせた責任、とってね?」 【無気力な王子様は、今日も私を溺愛したがる】 start▷2024.11.26 finish▷2025.3.10 ※表紙はフリー画像を使用しています。 ※一部のページのみ空白(改行)が多くなっております。 ご了承ください🙇💦 【✨総合・恋愛・学園ラブ最高1位✨】 本当にありがとうございます!! とても嬉しいです(*´˘`*)♡ *綾奈*様 素敵なレビューありがとうございます(ᴗ͈ˬᴗ͈)‪‪❤︎

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